Webエンジニアへの転向を考えているけれども、どうやって職を探したら良いかわからない、という人は多いでしょう。Web業界は既存の受注型のIT業界とは異なり、顧客とダイレクトに繋がる発信者となる仕事が多く、求められる人物像が微妙に異なるからです。
もっとも転職しやすいケースは、業界の中に知人がいる場合です。いわゆる「エンジニア紹介」というものですが、知人を介して実力が認められている場合、あっさりと転職できるケースがあります。

しかしそのようなコネクションがなく、中途採用で応募する場合は、何かしらのポートフォリオと呼ばれるものが必須です。ポートフォリオというのは自分の技術や過去に関わった仕事のリストなどを簡単にまとめたWebサイトのことです。Web業界に転職するのに、ポートフォリオに該当するWebページを持っていないということは、履歴書が存在しないことと同じです。

Web業界が特殊なのは、人間性という曖昧なものではなく、ダイレクトなスキルで採用する傾向があるという点です。ちなみにオープンソースなどを通じて何かしらのプロジェクトを率いている場合は、そのリポジトリのURLを最優先でアピールするべきです。
近年オープンソース界隈では、リポジトリを経由してスカウトされることもあります。その人が仕事ではないプライベートな領域でどのような活動を行っているのか、というのも重要な選考基準になっているからです。